新社会人におすすめな良書3選

読書

この記事では、新社会人・若手社員におすすめの本を紹介します。

人事をしている中で、若手1・2年目社員に「読んでおくべき本はありますか?」と聞かれた際に勧めている本で、仕事を進める上でためになったというフィードバックをもらうことが多いので読んで損はないと思います!

紹介する本はそれぞれ

  1. 考えていることがうまく伝えられない
  2. 思ったように仕事を進められない
  3. とにかく仕事が辛い・辞めたい

という悩みを解消するのに役立ちます。

仕事で悩んでいる方や、上手く仕事を回せない方はぜひ読んでみてください。

考えを上手く伝えられない時には:『ロジカル・シンキング』


『ロジカル・シンキング』は考えていることが上手く伝えられないという悩みを解消するのに役立ちます。

社会人になりたての頃は、考えていることが相手にうまく伝えられないと言うことがしばしば起こります。自分に問題がありそうなのはわかるが、どうすればうまく伝わるのかわからずひたすら悩む。こんな時に役立つのがこの本です。

「伝え方の話をしているのに、なぜロジカルシンキングなのか?」と思う人も多いと思いますのでちょっと補足させてもらいます。

人に伝えると言うのは、大雑把に言うと

  1. 何かしらの情報をインプットする
  2. インプットした情報を適切に分解・整理し構造化する
  3. 構造化した情報をまとめて、アウトプットする(=伝える)

という流れになるかと思います。

多くの場合、問題が表面化するのが3のアウトプットした時点(上司に報告した時など)です。そのため多くの人が自分の「伝え方」に問題があるのだと認識します。

これが間違いであることが多いのです。

うまく構造化できていない情報を、言い回しでなんとか伝わりやすくしようとしても、そもそも自分が情報を適切に理解できていないのでどうやっても伝わらない、つまり②のインプットのタイミングで問題が起きていることがほとんど。

つまり、上手く伝えるには情報を上手く構造化する力をみにつけること=論理的な考え方を身につけることが近道になるということです。

そして、その論理的な考え方の基礎の基礎について書かれたのがこの本です。戦略系のコンサルティングファームのコンサルタントの方でも勧めている方が多く、ロジカルとはなんぞや?という方にはまず始めに読んでもらいたいです。正直この本の内容をきちんと理解して使いこなせるようになれば、1年目は特に困らないのではないかと思います。

スケジューリングに困ったら:『誰も教えてくれない計画するスキル』

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新社会人が仕事をする上で直面するのが、「思ったように上手く仕事を進められない」ということだと思います。仕事ができない中にもいろんなパターンがあると思いますが、仕事ができる人とできない人で差がでるのが、上手くスケジュールを立てられるか否かというポイントになります。

人事としてたくさんの新人を見てきましたが、早くから結果を残す人は時間の使い方が上手い=スケジュールの立て方が上手いということがよく分かります。どんな職種であれ、優秀な人ほど時間を意識して動くことができるんですよね。

ただ、偉そうに語ってる自分はというと完全にできないタイプの人でした。。。上手くスケジュールを立てられない分、ひたすら残業して効率の悪さを費やす時間でカバーするという方法をとっていました。このやり方だと、仕事が少ないうちはなんとかなるのですが、どんどんと業務量も増えてくると、残業ではカバーできなくなってしまうんですよね。。

仕事がうまく進められないという方には、同じような経験があるのではないでしょうか。

そんな時、役に立ったのがこの本です。

著者の方が、自身の仕事の進め方を元に説明をされており、実際の業務にすぐに役立てられる内容となっています。

スケジューリングの方法について詳細にまとめられている本書ですが、自分が一番ためになったのは、
・計画を立てる時は段階的に詳細スケジュールを作る
という話です。

今までの自分は、いきなり細かなスケジュールを作ってから業務に取り掛かっていました。ただ、仕事をしてみればすぐに分かりますが、当初のスケジュール通りに仕事が進むことなど、ほとんどありません。上司・同僚から急ぎの仕事を頼まれたり、思っていた以上に工数がかかることなんてザラにありますよね。

一方で、あまりにもざっくりとしたスケジュールを立てると、何の作業から取り掛かって良いのかわからない。

ということで。計画を立てるときには「計画を立てる時は段階的に詳細スケジュールを作る」のがコツになります。仕事の全体像は少し抽象的に掴み、一番近いマイルストーンまでの道筋を詳細に決める。そして、ある程度タスクを消化したら、次のマイルストーンまでの道筋をまた考える。

そうすると、スムーズに仕事を進められることができます。

こんな感じで、計画を立てる上でのコツを本書から学ぶことができます。

仕事が苦しい時には:『苦しかったときの話をしようか』


言いたいことが言えず、スケジュールもうまく立てられず、、というように、仕事ができないような状況が続くと「退職」という2文字が頭の中に浮かんでくるのではないでしょうか。そんな時に読んで欲しいのがこの本です。

※もちろん退職してはいけないとは思いませんが、何とか今の職場で頑張ってみたいという方におすすめです。

先にご紹介した2冊のように上手く仕事を進めるためのハウツー本とは異なり、メンタル面にフォーカスした本になります。

USJのV字回復の立役者として知られる森岡毅さんの本です。森岡さんが社会人になって以来ぶつかってきた壁が生々しく描かれています。

結果が出せずに電話さえ取れなくなったり、社内で陰湿ないじめに遭いながらも結果を残すために自分を奮起させ努力したり。あんな輝かしい経歴を持つ人でも苦しい経験をしてきたのだと知ると、自分も出来なくてももう少し何とか頑張ってしてみようと言う気持ちになります。

また、自分の強みを把握し、長所を伸ばすためのコツについてもよくまとめられていますので、自分が本当に力を発揮することのできる、仕事の仕方、もしくは仕事そのものについて手がかりを得ることができるかもしれません。

最後に

今回は新社会人・若手社員におすすめの本をご紹介しました。

働き始めて、壁にぶつからない人はほとんどいないでしょう。

悩んで試行錯誤することは重要なことですが、壁を乗り越える時間は少しでも短い方が良いですよね。紹介した本が少しでも皆さんのプラスになれば幸いです。

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